姫路靼再現プロジェクトの記録

第45歩 軽く干して、足もみ作業

2011.12.9

 まで足でもんだ半裁4枚を、駐車場で軽く30分ほど干した。この段階の天日干しは、まず床面を上にして干し、裏返して銀面を上にする。

 第44歩の油入れでは、銀面と床面の順番を間違えたのに、今回もうっかりした。半裁Bは銀面を先に干してしまった。0.5ミリ厚は表裏が本当に見分けにくいのだ。とはいえ順番が逆になる程度の差異は、皮自身がその包容力で包みこんでくれるにちがいない。そう期待して進めていこう。

 そして干しながら気付いたが、1.0ミリ厚と0.5ミリ厚の半裁では、色がかなり違う。0.5ミリ厚は白く、1.0ミリ厚は茶色い。理由はわからない。厚さのせいだろうか。それとも天日干しまでの日にちが異なったから? 0.5ミリ厚は足もみの翌日で、1.0ミリ厚は2日後だった。

 0.5ミリ厚は乾燥すると風で飛ばされそうになった。薄さを実感する。

 ほどよく乾いたので、取り込んで再度足もみ作業。

「0.5ミリ厚はむずかしい。柔らかすぎて、踏んでも、もみがいがない。しわも付きにくい」と林さん。薄いから足もみは楽そうに思っていたが、そうでもないようだ。


12月9日(金) 晴れ   気温7度 室内10度

足もみ、ヘラがけ、天日干しの半裁別作業記録

・表中のグレー部分は、本日実施した作業
・作業時間左の小さい数字は、第何歩を表す

半 裁 I D A B C D
丸皮時の番号 No1 No1 No2 No2
油入れ前の重さ 2800g 2050g 2150g 3050g
厚さ 1.0mm 0.5mm 0.5mm 1.0mm
油入れ前の
天日干し合計
9日間=
50時間5分
7日間=
36時間45分
7日間=
36時間45分
9日間=
50時間5分
1 足もみ 42 50分 44 35分 44 30分 42 1時間5分
2 足もみ 43 2時間 43 2時間
3 天日干し 45 床23分
銀12分
45 銀23分
床12分
45 床23分
銀12分
45 床23分
銀12分
4 足もみ 45 20分 45 15分